旭川工業高土木科２年生　将来を考える機会に　建設関係団体の現場見学会参加

（学校 2021-10-22付）

建設業の魅力などに関する説明を受けた

　【旭川発】道開発局旭川開発建設部、上川総合振興局旭川建設管理部（＝旭川建管）などで構成する「北のけんせつ担い手」育成会議は１５日、旭川工業高校（諸橋宏明校長）の土木科２年生を対象に現場見学会を開いた。教諭も含め約４０人が参加。土木工事現場３ヵ所を見学し、建設業の実際を知るとともにそれぞれの進路について考えを深めた。

　育成会議は、関係機関や団体が連携して建設業界の担い手確保・育成に向けた取組を進めていくため、令和元年に発足。土木施設の役割をはじめ、建設産業における仕事の内容や魅力を伝え、入職促進につなげることを目的に現場見学会を開催している。

　当日は、旭川建管が発注した災害復旧、河川、道路の各工事を見学。旭川市内のペーパン川で行われている災害復旧の現場では、建管による災害復旧事業や工事概要の説明に続き、施工企業の職員が建設業の実際について語った。

　余裕のある工期設定で、ゆとりをもって仕事に取り組んでいるほか、建設機械・測量機器などの進歩によって業務の効率化も図られていると説明。生徒たちは、労働環境の改善が進められ従来とは異なる建設業の姿を知り、進路を考える上での参考としていた。

(学校 2021-10-22付)