ペットボトルに砂詰め　小樽市花園小５年生３５人　安全・安心な冬道歩行を

（学校 2021-10-25付）

　【小樽発】小樽市立花園小学校（木村俊夫校長）は１８日、開発局小樽開発建設部（＝小樽開建）による冬道滑り止め用砂入りペットボトルの製作に取り組んだ。５年生３５人が参加。児童が塗り絵をしたラベルをペットボトルに貼り、砂を詰めた。

　小樽開建が「観光客等へ安全・安心な冬道歩行を支援するおもてなしの心を伝えたい」と平成２５年から続けている活動で、本年度９回目。事前に児童それぞれが自分で塗り絵をしたイルカのイラストと、多言語で砂まきの説明を記載したラベルを用意。ペットボトルは北海道コカ・コーラボトリング（株）から提供を受けた。

　当日は小樽開建から５人と市内で建設業を営む宮本土建工業（株）から５人が来校。小樽開建道路計画課の城戸優一郎道路計画専門官が、活動について児童へ説明した。

　児童はラベルをペットボトルに貼り、じょうごやショベルで砂を詰めた。児童１人につき１本ペットボトルを持ち帰ってもらうこととし、最後に記念撮影した。

　児童は、「冬に小樽に観光に来た人に使ってもらえるとうれしい」「ラベルを貼って、砂を詰めるのは楽しかった」と笑顔を見せていた。製作した約２５０本のペットボトルは市内の砂箱に設置する。

　木村校長は「観光に来た人が雪で滑らないようにするための砂を入れたペットボトルをつくることで、人のために役立つ気持ちやおもてなしの心を養ってほしい」と期待していた。

(学校 2021-10-25付)