札幌東商高とローソンが共同開発　パン２種　店頭販売中　秋元札幌市長に活動報告

（札幌市 2021-12-09付）

秋元市長に商品を説明する生徒

　札幌市役所で６日、さっぽろまちづくりパートナー協定の一環として実施した、札幌東商業高校（澤田信夫校長）と㈱ローソンによる共同開発商品の市長報告会が行われた。同校マーケティング部の１年生５人が秋元克広市長のもとを訪れ、自分たちが考案した２種類のパンについてプレゼンテーションした。パンは、道内のローソンで７日から販売を開始。２週間程度の限定商品として店頭に並ぶ。

　市は、企業とまちづくりに関して協力体制を構築するため、包括的な協定であるさっぽろまちづくりパートナー協定を平成２０年度から開始。ローソンとは、２２年度に協定を締結し、次世代の子どもたちの育成を応援するまちづくりなどに取り組んでいる。

　協定における取組の一環として、学校と以前から事業等で協力・連携してきた厚別区役所が、ローソンとの商品開発を昨年夏に提案。マーケティング部の活動として、パンの商品開発をことしから本格的に開始した。

　生徒たちの協議の結果、①体を動かす若い世代②高校生の青春―の２つをテーマに設定。ロールパンに焼きうどんを挟んだ「私、焼きうどんです」と、デニッシュ生地にイチゴジャムとチョコクリームをのせた「あなたはどっち派？甘酸っぱい恋ｏｒほろ苦い恋」の２種類が完成した。

　市長報告会には、１年生の生徒５人のほか、ローソンの営業本部北海道営業部の田村和嗣部長、前田真子厚別区長などが出席した。

　生徒は商品のテーマや工夫した点などを説明。「体を動かす若い世代や部活動に取り組む高校生向けに、焼きそばよりもボリュームのある焼うどんを使用した」など、自分たちの商品を秋元市長に伝えた。

　報告会前に商品を試食した秋元市長は「焼きうどんは高校生でも結構ボリュームがあると思う」などの感想を伝えた。生徒は「東商業は部活動が盛んなので大丈夫です」と笑顔で答えていた。

　１年生で副部長の桜井翠さんは、「きょうは来れなかったが、２・３年生もかかわった商品なので、たくさんの人に食べてほしい」と話していた。

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同校卒業生がイラストを担当した

(札幌市 2021-12-09付)