札幌市 稲穂小３年生に出前授業　身近にできる活動を　まちづくりビンゴ楽しむ

（札幌市 2021-12-09付）

　札幌市立稲穂小学校（菅野光明校長）で７日、市民文化局によるまちづくりビンゴゲームを活用した授業が行われた。さっぽろ青少年女性活動協会の職員３人が講師を担当。授業を受けた３年生児童はゲームを通して、ごみの分別や緑・花を増やす運動など身近にできるまちづくり活動に参加する意識を高めた。

　市民文化局は、地域活動における次世代の活動の担い手育成事業として、平成２８年度からまちづくりを考えるボードゲームＭａＧを実施。対象は小学生以上で、参加者がそれぞれのまちづくりセンターの所長となり、素敵なまちを目指すゲーム内容となっている。

　前年度から、新型コロナウイルス感染症防止の観点から対面形式で行う従来のボードゲームを中止。代わりにＭａＧを参考に作成したビンゴゲームを行っている。

　この日は、さっぽろ青少年女性活動協会の職員３人が講師として来校し、３年生３クラスの授業を行った。

　はじめに、講師が身近にできるまちづくり活動について説明。「町内の清掃やごみの分別に協力しよう」「緑や花を増やす運動に参加しよう」「機会があれば子育てサロンなどで小さい子どもとふれあおう」「ルールを守って自分の住むまちを大切にしよう」などと児童たちにまちづくりの取組に積極的に参加するよう呼びかけた。

　続いて、児童はカードの内容を確認しながら自分が思った個所にシールを貼ってビンゴを完成させるゲームに挑戦。

　ビンゴでは、４×４の１６枚のまちづくりに関するクイズカード、イベントカード、ノーマルカードを用意。児童たちは、講師が読み上げたカードの内容に合う取組を①みんなが安心して暮らせる活動（にこにこ）②楽しい、わくわくするような取組（わくわく）③きれいになる、エコになる活動や取組（ぴかぴか）―の中から選択してシールを貼っていった。

　最後に講師は「これからも“にこにこ、わくわく、ぴかぴか”の気持ちを忘れずに身近にできるたくさんのまちづくり活動に取り組んで」と呼びかけた。

(札幌市 2021-12-09付)