道議会予算特別委員会（令和３年１２月１３日）　適切な維持管理で十分な機能発揮を　学校施設の安全対策

（道議会 2021-12-16付）

　学校施設の安全対策について質疑が行われた。

　道教委の岸本亮施設課長は、令和３年度現在、校地にブロック塀を有する道内の幼稚園、小・中学校、特別支援学校などの公立学校は２８校あり、このうち安全性に問題のあるブロック塀を有する施設は２校で、１校は３年度中、もう１校は４年度中に改修予定となっていることを報告。

　また、校内に吹き付けアスベストを使用している道内公立学校は現在判明分で２３１校あり、いずれも各学校設置者で飛散による暴露の恐れは極めて低いと判断されているとした。

　一方、煙突のアスベスト含有断熱材は公立小・中学校のうち使用の有無に関する調査未完了校は４校、劣化損傷のため飛散の恐れががある学校が９校あるとし、「これらの学校については早期に調査を完了するよう指導しているほか、除去や囲い込みなどの措置を講じて飛散対策に万全を期している」と述べた。

　山本純史総務政策局長は「耐震化やブロック塀の安全確保、アスベストの飛散対策などすべての施設設備が適切な状態で維持され、必要に応じて十分な機能を発揮できるよう、道教委自らが所管する学校も含め、市町村において、安全対策の徹底と施設設備の適切な維持管理が図られるよう努めていく」と答弁した。

　星克明委員（自民党・道民会議）の質問に対する答弁。

(道議会 2021-12-16付)