道議会予算特別委員会（令和３年１２月１３日）　個別最適な研修　奨励する仕組みを　教職員の育成

（道議会 2021-12-16付）

　今後の教職員の育成について質疑が行われた。

　道教委の唐川智幸学校教育局長は、本年度の新任段階教員研修や中堅教諭等資質向上研修では、育成指標に照らして自身の指導力等を評価する自己診断シートや、高めたい資質・能力に対応した研修につなげるための個人目標設定シートを作成する取組を進めていることを伝え、「今後はこうした取組の拡充を図るとともに、教員一人ひとりの自己課題解決に向けた研修メニュー等の充実を図っていく」と述べた。

　鈴木淳学校教育監は、国において令和の日本型学校教育の実現に向けた教員に求められる基本的な資質・能力の再定義が検討されていることを踏まえ、「キャリアステージごとに必要な資質・能力や到達目標をあらためて検討する必要がある」と表明。

　今後は、国の動向を注視しながら北海道における教員育成指標で示す資質・能力の状況の実態を把握するとし「他県の先進的な事例なども参考に、個別最適な研修受講を奨励する仕組みの構築や大学と連携した効果的な研修プログラムの開発など、教員の資質・能力の向上に向けた研修環境の改善に努めていく」と述べた。

　寺島信寿委員（公明党）の質問に対する答弁。

(道議会 2021-12-16付)