新白糸トンネル銘板取り付け体験　記念の思い出を残そう　札幌市定山渓小全校児童

（札幌市 2021-12-24付）

直筆の銘板を取り付けた

　札幌市立定山渓小学校（金野智校長）の児童は２１日、市内で工事を行う建設業者・㈱砂子組主催の新白糸トンネル銘板取り付け体験に参加した。全校児童２０人がトンネル銘板の取り付けに挑戦。児童たちは、直筆で書き上げた銘板を自らの手で取り付けた。

　工事現場は開発局札幌開発建設部発注の一般国道２３０号札幌市定山渓道路改良工事。

　銘板の取り付け体験は、トンネルに銘板を付ける際に、近隣の小学校に通う児童たちの思い出に残ってほしいという思いで、銘板に刻む文字を書いてもらおうと砂子組が企画した。

　当日は、銘板取り付けのほか、ドローンやパワーショベルのシミュレーター体験も実施。児童たちは、様々な最新の技術にふれ、建設業に対する理解を深めた。

　引率した山本尚枝教頭は「銘板はずっと残るもので、このトンネルを通るたびに思い出がよみがえってくる。児童たちにとって記念になる体験となった」と話していた。

　同社定山渓作業所の佐藤和彦所長は「最新技術にもふれてもらい、建設業への理解を深めてもらえたので、こうした取組を将来の担い手確保につなげていきたい」と意気込みを語った。

(札幌市 2021-12-24付)