北海道起業家甲子園2021 岩農高 最優秀賞に 企業との連携授業で成果(学校 2022-01-07付)
左から川端さん、佐藤さん、山田さん
【岩見沢発】岩見沢農業高校(鎌田一宏校長)農業土木工学科2年生で開発土木専攻班の8人が、北海道起業家甲子園2021で最優秀賞に輝いた。空知建設業協会(=空知建協)協力のもと進めてきた連携授業での研究成果をビジネスモデルに発展させ、提案。3月の全国大会出場に向け、準備を進める。
同校では、平成30年度に奈井江町の建設企業・(株)砂子組と、令和元年度からは空知建協と連携授業の協定を結び、最先端のICT技術を体験できる授業を継続。本年度は、班長の佐藤楓さんを中心に、農地再編にかかる土木工事で作成した3D位置情報を農業に横展開し、農業用トラクタ・ドローンで作付や農薬散布に応用できるよう検証を進めてきた。
起業家甲子園へは、最先端のICT技術を学ぶ開発土木専攻班に鎌田校長が応募を提案。昨年11月20日に第1回メンタリングが行われ、起業家から「研究発表の場ではなく、ビジネスプランを提案する場」と厳しい指摘を受け、3D位置情報を農家に販売するビジネスモデルを付け加えて昨年12月4日の本番に臨んだ。
オンライン開催の当日は、大学や専門学校など参加9チームの中、最優秀賞のNICT賞を獲得。審査員から「アイデアだけではなく、実証をしている点が高評価。全国大会入賞の可能性も大いにある」と講評を受け、発表した山田悠斗さんは「メンタリングの助言が内容の濃いプレゼンテーションにつながった。これからは実現化に向けて頑張りたい」と話していた。
6日には第2回メンタリングを終え、今後は、17日に北海道総合通信局長からパネルの贈呈、3月8日に東京都で開かれる全国大会出場を予定。大会でリーダーを務める河端輝季さんは「大学生なども出場するのでハイレベルだと思うが、上位を取れるように頑張りたい」と意気込んでいる。
(学校 2022-01-07付)
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