開成中等　丸幸さんに感謝状　札幌市教委　星友館中校章制作

（札幌市 2022-01-19付）

感謝状を手にする丸幸さん（左）と檜田教育長

　札幌市教委は１４日、市内ＳＴＶ北２条ビルで星友館中学校校章デザイン制作感謝状授与式を執り行った。星友館中学校の校章デザインに採用された市立札幌開成中等教育学校２年の丸幸優希さんが両親と共に訪れ、檜田英樹教育長から感謝状を受け取った。丸幸さんは「自分が考えた校章がこれから長い間学校に残ると思うとうれしい」と笑顔で話していた。

　市教委は昨年７月、市立中学校に通う生徒から同校の校章デザイン案を募集。選抜された１０作品を市民などからインターネットで校章としてふさわしい作品の投票を募り、有効得票数６１４票に対して１２７票を獲得した丸幸さんの作品が選ばれた。

　この日、丸幸さんは両親と共に市教委を訪問。市教委からは、檜田教育長、竹村真一教育次長、相沢克明学校教育部長と札幌開成中等教育学校の宮田佳幸校長が出席した。

　はじめに、丸幸さんが作品の説明と作品に対する思いを語った。

　丸幸さんは、校章のデザインに当たって、星友館中がどのような学校なのかを調べ、様々な国・年代の人が入学する学校ということを知り「だからこそ、日本らしさを表した校章にしたい」と考えてデザインを制作。日本の伝統文様である「麻の葉」と星友館の星を組み合わせて表現し、色は、星友館が夜間中学校であることから夜を象徴した紺色をベースに作成した。

　檜田教育長は「学校の特色を踏まえた素晴らしい作品を制作していただいた。校章デザインとして採用するとともに、努力と功績をたたえる」と述べ、感謝状を手渡した。

　丸幸さんは「自分が考えてつくった校章がこれから長い間学校に残ると思うとうれしい」と笑顔で話していた。

(札幌市 2022-01-19付)