札幌市教委　市立高ＢＹＯＤ　理解促進へＱ＆Ａ作成　端末選定理由など６項目

（札幌市 2022-01-18付）

　札幌市教委は、来年度から開始となる市立高校等でのＢＹＯＤへの理解促進に向け、「市立高校等ＢＹＯＤに関するＱ＆Ａ」を作成した。導入が決定している端末の選定理由など６項目について明記。今後、ＢＹＯＤで端末購入する学校のホームページに順次掲載していく予定となっている。

　４年度から、高校では新学習指導要領が段階的に実施。情報を適切に収集・整理・分析・発信する情報活用能力の育成やコンピューター等を活用した学習活動の充実が求められている。

　一方で、高校・特別支援学校の高等部は、ＧＩＧＡスクール構想による端末整備の対象外。このため、市立高・特別支援学校高等部では、４年度入学生からＢＹＯＤで端末整備を進めていく方針としている。

　来年度に向け、市立高校・特別支援学校長会において仕様などに関して協議。使用方法の継続性などを踏まえ、すでに小・中学校で導入しているクロームＯＳを搭載した端末を高校７校、特別支援学校１校が統一して整備することを決定した。

　市教委は、来年度の端末整備に向け、生徒や保護者の疑問を解決する「市立高校等ＢＹＯＤに関するＱ＆Ａ」を作成した。

　質問項目は、①ＯＳを統一する必要性②ＯＳをクロームブックに統一した理由③機種を統一する必要性と、家庭のクロームブックの持ち込みについて④購入について⑤スマートフォンでの代替について⑥家庭に通信環境がない場合―の６つとなっている。

　Ｑ＆Ａは、端末を整備する学校に配布済み。今後、各校のホームページなどで公開していく。

(札幌市 2022-01-18付)