体研連 第57回研究大会研究協議 良質な学習の実現議論 札幌資生館小など4分科会(札幌市 2022-01-18付)
オンラインで開催した
道学校体育研究連盟(=体研連、大牧眞一委員長)主催、札幌市学校体育研究連盟(=札体研、四戸基樹委員長)主管の第57回北海道学校体育研究大会札幌大会における研究協議が7日、オンラインで開催された。10月にウェブ上で公開した4授業をもとにした4つの分科会に分かれた研究協議を実施。うち、札幌市立資生館小学校の分科会では、渡辺佳幸教諭が学習後に子どもの良い姿や困っていることなどを学級通信に掲載することで子どもたちのタグラグビーの意識を高めたことを報告した。
体研連は、新全道統一研究主題「つなぐ体育ひらく未来」のもと、昨年10月に研究大会札幌大会を開催。新型コロナウイルス感染予防の取組を進める中「子どもの学びを止めない」「私たち教職員の研究を止めない」という札幌支部会員の気概のもと、「分かる・伸びる・関わる体育学習の充実」を目指し、小学校2授業、中学校2授業を撮影し、ウェブ上で公開した。
今回は、公開した4授業をもとにした研究協議を実施。全道からオンラインで162人が参加した。
開会に当たり、大牧委員長があいさつ。本年度開催された東京2020オリンピック・パラリンピックにふれ、パラリンピックの各競技について「運動・スポーツが競技者本人の生きがいになるばかりでなく、それを見たり、支えたりする人にとっても大きな力になると実感した」と振り返った。
また、新型コロナウイルス感染症の影響で、身体的な接触や用具の使用等に懸念や制限が示され、思うように遊びや体育授業ができない現状にふれ「同時に、コロナ禍だからこそ、子どもたちの健康な生活や心身の成長にとって、遊びや運動、体育の大切さをあらためて強く感じている」と強調。「コロナ禍にあって、充実した体育授業を実現することが私たちに期待されている大きな命題である」とした。
その上で、「本日の各分科会において、良質な体育学習の実現を一念に議論し、研究協議を通して全道の研究と各支部の研究とのつながりを共有し、学校体育の未来をひらく大会となれば」と期待した。
続いて、昨年10月に公開した資生館小、伏見小学校、厚別小学校、美香保小学校の4授業をもとにした4つの分科会を実施した。
うち、資生館小5年2組(渡辺教諭)の授業「ボール運動ゴール型“チームでトライ!タグラグビー!”」では、渡辺教諭が、日本ラグビーフットボール協会のルールや進め方をもとに授業を行ったことを報告。学習後には、毎時間、渡辺教諭が子どもの良い姿や動き、困っていることなどを学級通信に掲載することで子どもたちのタグラグビーに対する意識を高めたことを伝えた。
(札幌市 2022-01-18付)
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