札学経　３年度冬の研修会　主体性や協働性育成を　ＡＬの技法、学習法紹介

（札幌市 2022-01-31付）

　札幌市学級経営研究会（＝札学経、佐藤政美会長）は１月中旬、オンラインで３年度冬の研修会を開いた。神奈川県立保健福祉大学人間総合科の熊谷圭二郎准教授が「アクティブ・ラーニングを学級経営に生かす」と題して講演。熊谷准教授は、これから訪れるＡＩ、ＩＣＴ等を活用した新たな時代において、主体性・協働性・創造性を育成する大切さを説いた。

　本年度研修会は、新型コロナウイルス感染症感染拡大防止の観点からオンラインで開催。

　市内の教諭など２５人が参加した。

　熊谷准教授は「アクティブ・ラーニングを学級経営に生かす～個を活かすコーチング的対応」と題して講演した。

　これからＡＩ、ＩＣＴ等を活用した新たな時代が訪れることに触れ、主体性・協働性・創造性を育成することの大切さを強調。「教師は、“何をしたか”よりも“何が伝わったか”“何を高めたか”が重要」「罰・強制性を用いた指導・援助ではなく、人間的魅力や高い専門性を生かした指導・援助を行うことが大切」などと説いた。

　また、代表的なアクティブ・ラーニングの技法や学習法を紹介。技法として、「ジグソー」「ラウンド・ロビン」「ピアレスポンス」「シンク・ペア・シェア」、学習法として「学びの共同体」「学び合い」「アクティブ・ラーニング型授業」「協同学習」「反転学習」「ＰＢＬ」などを挙げた。

　このほか、アクティブ・ラーニングに求められる集団や主体性の育成、協働性の育成の在り方などを説いた。

(札幌市 2022-01-31付)