感染予防へ小学校体育資料･動画　端末活用の実践紹介　札幌市教委 様々な場面想定

（札幌市 2022-02-01付）

　札幌市教委は、資料・動画「感染予防に配慮した小学校の体育学習における体育学習～１人１台端末の効果的な活用」を作成した。感染予防に配慮しながら、効果的に１人１台端末を活用した授業実践を紹介。課題を発見・明確化する場面での活用例やチームの特徴を生かした作戦を選択する場面での活用例などを示している。

　市教委は、学校における子どもの運動に対する意欲の向上と、運動習慣の定着を図ることを目的に学校における運動機会の充実を図る環境整備推進事業を実施。推進校における子どもの運動機会を保障する楽しい体育、保健体育の学習の実践事例を定期的に集約し、市内各学校へ案内するなどの普及・啓発を図る取組を展開している。

　今回作成した資料では、１人１台端末を活用した効果的な授業実践を紹介。活用のポイントとして、①１人１台端末の使用が目的化することなく資質・能力の育成に向けて効果的に活用すること②運動時間の大幅な減少など、活動そのものの低下を招かないよう留意する―の２点を示している。

　また、課題を発見・明確化（焦点化）する場面での活用例として、器械運動（マット運動）やボール運動（ゴール型タグラグビー）、チームの特徴を生かした作戦を選択する場面での活用例として、ボール運動（ゴール型バスケットボール）の授業事例を例示。

　このほか、自己評価を促す場面での活用例として、陸上運動（ハードル走）、学習過程を記録する場面での活用例としてボール運動（ゴール型フラッグフットボール）の実践を示している。

(札幌市 2022-02-01付)