札小英研が冬の学習会　指導と評価の一体化を　４教諭が授業実践発表

（札幌市 2022-02-01付）

外国語活動と外国語に分かれて研究発表

　札幌市小学校英語教育実践研究会（＝札小英研、佐藤達也会長）は１月中旬、札幌市立平岸小学校で冬の学習会を開いた。研究主題「英語を通じて人と関わる喜びを実感し、世界を広げようとする児童の育成」のもと、外国語活動と外国語に分かれて研究発表。約２５人が参加し、指導と評価の一体化を目指した。

　札小英研は、前年度から評価についての研究を推進。本年度は指導と評価の一体化を目指し、思考・判断・表現を伴う授業を展開してきた。

　冬の学習会では、指導と評価の一体化の点からより良い授業と評価について、学習していく機会とすることをねらった。

　開会式のあと、外国語活動と外国語に分かれて研究発表。外国語活動の３年部会は道教育大学附属札幌小学校の西本有希教諭、４年部会は手稲西小学校の田中由紀教諭、外国語の５年部会は北白石小学校の大垣康行教諭、６年部会は桑園小学校の河又梨衣奈教諭が発表した。

　うち、３年部会「Ｕｎｉｔ７　Ｔｈｉｓ　ｉｓ　ｆｏｒ　ｙｏｕ．」では、真栄小学校の佐藤弘美教諭が公開した授業を報告。コミュニケーション場面でＡＬＴを活用したことや、クロームブックを活用し、子どもたちの自己評価を明確化したことなどを伝えた。

　６年部会「Ｕｎｉｔ５　Ｗｅ　ａｌｌ　ｌｉｖｅ　ｏｎ　ｔｈｅ　Ｅａｒｔｈ.」では、石山緑小学校の種谷富茂華教諭の授業をもとに発表。客観性の高い評価を目指した試みとして、活動内容を効果的に記録に残す評価として生かすことができるようルーブリックを児童と共に作成したことを紹介した。

(札幌市 2022-02-01付)