函館市教委 市立高でＢＹＯＤ クロームブックを推奨 貸与は１学年２０人程度（市町村 2022-02-08付）
【函館発】函館市教委は市立函館高校の１人１台端末の導入について今後の方向性をまとめた。個人所有のＢＹＯＤによって実施する方針で、保護者が新たに端末を購入する際は義務教育段階で活用しているクロームブックを推奨する。端末の用意が困難な家庭に対しては、１学年につき２０人程度に貸与する見込み。夏季休業明けから１人１台端末を活用した授業を行う予定。
道教委は３年４月に通知「道立高校における１人１台端末環境について」を発出。ＩＣＴを活用した学習においては、学校や自宅など様々な場面で端末を使用できる環境があることや、これまで高校教育では教科書や電子辞書等の教材経費は私費負担としていたことから、生徒が個人所有の端末を学校に持ち込むＢＹＯＤによって実施することを示している。
市教委においても、市立函館高における１人１台端末をＢＹＯＤで導入することを決定。
新たに保護者が端末を購入する場合は、小・中学校で使用しているクロームブックを推奨する。
経済的な理由などによって端末を購入できない場合の配慮については、道公立高校生等奨学給付金支給対象世帯を想定し、１学年２０人程度に貸与する見込み。３月の合格発表後、新入生予備登校の際にあらためて説明する。
世界的な半導体不足によって端末購入に３ヵ月程度を要することが想定されるため、７月上旬までに準備。校内ＬＡＮに接続するための登録・認証を行い、夏季休業明けから１人１台端末を活用した授業を開始する予定。
(市町村 2022-02-08付)
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