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校長室から　―未来育む札幌の学校―　ひびきかがやきともにいきる子　札幌市立　東光小学校　
（札幌市 2022-02-16付）

伊原隆之校長

▼わが校の強み

　開校４５年目を迎える本校は、「札幌村郷土記念館」「大友公園」「札幌村神社」等、開拓の面影を残す施設が点在し、町内会や近隣の商工振興会の方々と地域環境整備や交流学習を進めています。グラウンドは流域貯留浸透事業で外周がスタジアム化されており、運動会は座席抽選の必要がありません。校舎各階に広い多目的室と余裕教室があり、会議室、相談室、感染対応室、郷土資料室、多目的保管庫等が整備されています。

▼児童の成長に向けて

　初代校長の「学びのすべての土台は健康な心と体づくり」の精神を受け継ぎ、「健やかな体の育成」を大切にしています。

　昨年７月と９月は「体力づくり月間」と位置づけ、児童の「走・跳・投」向上への様々なプログラムをグラウンドに設定。１１月には休み時間の体育館に跳び箱を常設する「跳び箱週間」を設け、教員がサポートする中で子どもたちが積極的に体を動かしていました。

　コロナ禍においても、感染予防の意識をしっかりと持たせながら、市の子どもたちの課題でもある体力の向上を目指しています。

　このほか、学年学級の枠を超えた関わりを大切するための「カラフルタイム」での異学年交流も継続して行っています。

▼授業づくりの工夫

　「自分ごとにとらえ、共に学び深めることができる授業の創造」を研究テーマとして授業改善を進めています。児童が見通しを持ち、課題を解決するための教師の支援や小交流の設定、自分の思いを伝える表現力の育成に力を入れています。

　また、若手中心の職場の強みを生かしてクロームブックの活用をいち早く取り入れ、研究部が中心となって学習に活用できるサイトやソフトの情報交流が日常的に行われています。

▼教職員への思い

　前例にとらわれない改革の一例として、PTA学級委員の選出を廃止し、完全お手伝い体制に移行しました。学校と会長および事務局役員との連携により「できる事をできる時に」の精神が根付いてきました。

　教員の働き方改革も待ったなしです。コロナ禍の状況により、半ば強制的に今までの学校の「当たり前」が見直され、実現に向けた検証がなされました。働き方の効率化に向けた改善を全教職員で進めています。