札幌市教委　ＩＣＴフォーラム　効果的な活用へ交流　校内研究･研修充実へ研鑚

（札幌市 2022-03-03付）

　札幌市教委は２月１７日と２２日、オンラインで３年度ＩＣＴフォーラムを開催した。４年度に向けたＩＣＴの効果的な活用に関する講義やＩＣＴ活用指導力の向上と校内研修の充実に向けた協議などを実施。市内各学校の情報教育担当者３００人が参加し、ＩＣＴ活用指導力の向上やＩＣＴの活用にかかる校内研究・研修の充実を目指して研鑚を積んだ。

　参加者は、事前に市教委がオンデマンドで配信したモデル研究実践校の実践紹介動画を視聴。中央小学校、中央中学校、宮の森中学校、市立札幌新川高校のモデル校４校による実践紹介を通して、ＩＣＴ活用の方向性を共有し、授業等における具体的な活用イメージの醸成を図った。

　フォーラムは、１人１台端末をはじめとするＩＣＴの効果的な活用に向け、モデル研究校等の実践例の把握、各校の活用状況等を共有し、ＩＣＴ活用指導力の一層の向上を図ることを目的に開催。また、ＩＣＴの活用にかかる校内組織体制および校内研究・研修の充実に向け、校内研究・研修の内容・推進方法等の情報交流を行うことで、校内研究活動の一層の充実・向上を目指した。

　はじめに、教職員育成担当課の阿久津誠研修担当係長と河合博子研修担当係長がフォーラムの概要を説明したあと、教育課程担当課の寺田晋哉義務教育担当係長と福井浩史指導主事が４年度に向けたＩＣＴの効果的な活用について講義。

　寺田義務教育担当係長と福井指導主事は、３年度の成果として、活用の日常化やソフトウエアの活用、持ち帰りの実施などを挙げた。

　その上で、来年度に向けて、好事例の共有や校内研修を充実させるほか、学校と家庭が連携・協働し、端末の持ち帰りの取組を一層充実させるよう求めた。

　講義のあと、「ＩＣＴ活用指導力の向上と校内研修の充実」をテーマに協議し、他校との実践を交流し合った。

(札幌市 2022-03-03付)