札幌市教委　市立高プレゼン大会　やりたいことが成長に　生徒７人の発表動画を公開

（札幌市 2022-03-04付）

学校での学びなどについて発表した

　札幌市教委は、２月中旬に行われた市立高校プレゼンテーション大会（ＡＷＡＲＤ）２０２１の動画を市のユーチューブチャンネルで公開した。各校から出場した生徒７人が自身の成長や学校での学びなどについて発表している。

　主催は市教委。市立高校等の魅力を中学生、保護者をはじめ市民に向けて広く発信するとともに、市立高校等の魅力を生徒間で共有する機会とすることを目的に毎年開催。

　また、参加する生徒が自らの過去・現在・将来について主体的に探究する契機とすることをねらっている。

　本年度は、新型コロナウイルス感染症感染拡大防止の観点からオンラインで実施。生徒７人、審査員として相沢克明学校教育部長ら４人が参加した。

　市立札幌藻岩高校２年生の大内萌生さんは「キラキラ」をテーマに自身の学校生活などについて発表。入学当時は、中学校の音楽教師になるという目標を持っていたが、総合的な探究の時間の学習での交流を通して、子どもたちがいろいろな刺激を受けて、その中で自分が背中を押せるような場をつくりたいという夢に変化していった。

　新型コロナウイルス感染症の影響などで、思いどおりにいかないこともあったが「約２年間、藻岩高校でたくさん挑戦してきた。自分がやりたいと思うことに飛び込んでいるときが、一番キラキラしていて、心が動いてるときに自分が成長できていると感じる」と述べ、今後も学校で成長していく姿勢を示した。

　発表後には、参加者が感想を述べた。市立札幌開成中等教育学校５年生の高橋希花さんは「発表を聞いて、札幌には素敵な高校生がたくさんいると感じたし、みんなに直接会いたいと感じた。これからも同世代の人たちと交流を深めてきたい」と意欲を見せた。

　市立札幌啓北商業高校３年生の松田舞星さんは「今まで自分の学校のことしか知らず、ほかの学校がすごい活動をしていることを知ることができた」と話した。

(札幌市 2022-03-04付)