札幌市教委　市奨学生補充採用　高大で計２１０人募集　

（札幌市 2022-03-04付）

　札幌市教委は、４年度市奨学生（補充採用）を募集している。募集人数は大学等で２０人程度、高校等で１９０人程度。希望者は各学校が定める提出期限までに、それぞれが在学している学校に申し込むこと。

　市では、能力があるにも関わらず経済的理由で修学困難な学生・生徒を支援し、有用な人材を育成することを目的に、返済義務のない給付型の「札幌市奨学金」を支給している。

　今回は大学等または高校等の在学者を対象に、大学等で２０人程度、高校等で１９０人程度の補充採用者を募集する。

　大学等の部は、４年度に学校教育法に定める大学（大学院を除く）、短期大学、高等専門学校（４・５学年および専攻科）、２年制以上の専修学校専門課程に在学していることが条件。ただし、高校等を初めて卒業した日の属する年度の翌年度の初日から、その翌々年度以内に、現在の大学等に入学していること。

　高校等の部は、４年度に学校教育法に定める高校、中等教育学校後期課程、高等専門学校（１～３学年）、３年制以上の専修学校高等課程、特別支援学校高等部（高校の教育課程に準ずる教育を行う学校のみ）に在学していること。ただし、中学等を初めて卒業した日の属する年度の翌年度の初日から、その翌々年度の末日までに、現在の高校等に入学していることが条件となっている。

　応募資格は、①本人または保護者のうち、いずれかが札幌市内に居住していること②本人と保護者の資産の合計額が２０００万円未満（保護者・生計維持者が１人の場合は１２５０万円未満）③直近３年間の全科目の評定（評価）の平均値が、５段階評価で３・０以上④性行が善良であり、在学している学校から推薦を受けられる―の５つ。

　学校の推薦を受けた応募者の中から、願書の記載内容、学業成績、家計の状況をもとに、書面審査による選考を行う。選考結果は採用・不採用に関わらず、７月ころをめどに郵送する。

　審査後、当初の審査で選考から漏れた人のうち定時制・通信制高校に在学する人および障害者手帳を所持する人のみを対象とした選考を再度行い、若干名を追加採用する。

　希望者は、各学校が定める提出期限までに、それぞれが在学している学校に申し込むこと。

(札幌市 2022-03-04付)