４年度スタートアップ創出支援事業　高校生向けに起業体験　札幌市　新産業の創出へ

（札幌市 2022-03-02付）

　札幌市経済観光局は、４年度スタートアップ創出支援事業の実施概要をまとめた。前年度に引き続き、高校生向け起業体験プログラムを実施。社会課題やテーマを自ら発見し、起業家精神の大切さを実感してもらう。運営者の募集について２月２１日付で公募型企画競争入札で告示。１４日まで企画提案を募集している。

　スタートアップは、新しいビジネスで短期間で急成長する企業を指す。市は、若者の起業に対する機運を高めるため、元年度からスタートアップ事業を開始。道内の大学や民間企業および行政機関、関係者などによる支援の取組が加速しており、道内スタートアップの成長も促進され、北海道全体で気運の盛り上がりを見せている。

２年７月には、国のスタートアップ・エコシステム拠点形成戦略「推進拠点都市」に選定され、国と連携し支援を進めてきた。

　事業では、札幌・北海道において、スタートアップの創出や誘致による集積、支援者の集積、ヒト・カネに対する課題への対応などを通して、スタートアップ・エコシステムの成長を促し、新しい大きな産業を創出するとしている。

　前年度に引き続き、高校生向け起業体験プログラムを実施。社会課題やテーマを自ら発見し、起業家精神の大切さを実感してもらう。

　プログラムは、高校生の将来のキャリア設計において、起業・スタートアップに対する認知拡大が目的。ロールモデルとしてスタートアップの先輩起業家や実業家を講師として招くなど、より多くの高校生が参加しやすいプログラムとなるよう企画・実施し、コミュニティの形成を図る。

　プログラムの参加人数は延べ１００人程度を予定。対象となる生徒への周知を効果的に実施できるよう、札幌およびさっぽろ連携中枢都市圏の高校等に対し、講座の趣旨を個別に説明の上、具体的な協力が得られる連携体制を構築する。

　事業の実施に当たって、２月２１日付で公募型企画競争入札を告示。１４日まで企画提案を募集している。

(札幌市 2022-03-02付)