市民の凍死防止へ防寒対策充実など 厳寒期の地震対策(札幌市 2022-02-28付)
厳寒期の地震対策が取り上げられた。
日本海溝・千島海溝を震源とする巨大地震の被害想定では、冬季の深夜に地震が発生した場合、道内では最大で死者13万7000人となる見通し。
また、昨年8月に公表された市第4次地震被害想定では、厳寒期の早朝に地震が発生した場合、犠牲者の8割に当たる約4000人は凍死という推計が示された。
町田隆敏副市長は、市の対策状況について「避難所への可搬式灯油ストーブ等の防寒対策用品や燃料の備蓄に加え、市内事業者と燃料供給などの協定を締結した」と説明。
その上で、「第4次地震被害想定では、凍死の原因は建物倒壊による閉じ込めによることから、家屋の耐震化や家具の転倒防止対策など、自助による備えも重要」との認識を示した。
今後、「避難所における防寒対策の一層の推進と、地震防災マップや防災ハンドブック等の媒体を通じ、発災時の防寒対策の重要性を市民に発信していく」と述べた。
小田昌博委員(自由民主党)の質問に対する答弁。
(札幌市 2022-02-28付)
その他の記事( 札幌市)
4年度スタートアップ創出支援事業 高校生向けに起業体験 札幌市 新産業の創出へ
札幌市経済観光局は、4年度スタートアップ創出支援事業の実施概要をまとめた。前年度に引き続き、高校生向け起業体験プログラムを実施。社会課題やテーマを自ら発見し、起業家精神の大切さを実感しても...(2022-03-02) 全て読む
札幌市教委等 オリパラ教育推進事業 4年度は10校増100校指定 研究推進校 16日まで募集
札幌市教委と札幌市スポーツ局は、4年度オリンピック・パラリンピック教育推進事業の研究推進校について、前年度比10校増の100校を指定する予定。前年度に引き続き、「オリンピアン・パラリンピア...(2022-03-02) 全て読む
札幌市 児童虐待防止対策本部会議 高校SSW体制強化を 取組方針は4分野18項目
札幌市は2月25日、市役所で本年度2回目の市児童虐待防止対策推進本部会議を開催した。秋元克広市長ら14人が出席。2月17日に手交された『令和元年6月の死亡事例に係る検証の提言に対する札幌市...(2022-03-01) 全て読む
札幌市教委 定山渓義務教育学校 児童館との複合化計画 別棟で郷土博物館も整備
札幌市教委は、7年度の開校を予定している仮称・定山渓地区義務教育学校の建築概要を公表した。現定山渓中学校の敷地内に建築予定の新校舎は木造一部鉄筋コンクリート造平屋、延べ3575平方㍍規模を...(2022-03-01) 全て読む
札幌市教委 5年度教員採用選考 栄養教諭区分を新設 スポーツ・芸術選考廃止し加点に
札幌市教委は2月28日、5年度教員採用選考検査(札幌市採用希望)における主な変更点を公表した。受検区分に「栄養教諭」区分を新設するとともに、現職教員特別選考の資格要件を拡大。小学校・幼稚園...(2022-03-01) 全て読む
子を生み育てたい環境へ取組を強化 子育て環境充実
子どもを生み育てやすい環境を実現するための取組に関し質疑が行われた。 市では、人口減少の緩和に向けた方向性を具現化したさっぽろ未来創生プランを2年3月に策定。プランでは、結婚・出産・子...(2022-02-28) 全て読む
次期計画に体験交流活動支援を 子の貧困対策計画
次期子どもの貧困対策計画が取り上げられた。 市は、子どもの将来が生まれ育った環境によって左右されることなく、また、貧困が世代を超えて連鎖しないようにすることなどを目的に、平成30年度か...(2022-02-28) 全て読む
学校を支える仕組み構築へ コロナ禍の教職員支援
コロナ禍の学校を支える教職員への支援に関し質疑が行われた。 市教委は学びの保障に向け、全ての学年・教科に対応した学習課題を、市のホームページ上で配信するシステムを構築するなど、教職員が...(2022-02-28) 全て読む
オンライン環境整備し学び保障 教育環境等の充実
教育環境等の推進・充実に関する質疑が行われた。 新型コロナウイルス感染症によって、1月27日から本道はまん延防止等重点措置の対象地域となっている。 市内の一部保護者からは、分散登校...(2022-02-28) 全て読む
札幌市 5~11歳のワクチン接種 ファイザー小児用2回 接種券 28日から発送開始
札幌市は、5~11歳の小児への新型コロナウイルスワクチン接種の概要を公表した。ワクチンはファイザー社の小児用を使用、接種回数は2回で、3週間の間隔を空けて接種する。接種券は、きょう28日か...(2022-02-28) 全て読む