札幌市教委等　オリパラ教育推進事業　４年度は１０校増１００校指定　研究推進校　１６日まで募集

（札幌市 2022-03-02付）

　札幌市教委と札幌市スポーツ局は、４年度オリンピック・パラリンピック教育推進事業の研究推進校について、前年度比１０校増の１００校を指定する予定。前年度に引き続き、「オリンピアン・パラリンピアンやその指導者等を学校に招いて講演会を行う学習に関する研究」など３つの研究課題を設定。現在、研究推進校を募集中。応募締切は１６日。

　事業は、オリンピック・パラリンピックの理念や価値について理解を深めるための教育について、学校で実践的研究を行い、研究成果や検証結果等について普及・啓発することによって、市の学校教育の充実に資することを目的に市教委が平成２８年度から開始。２９年度からは、市教委とスポーツ局で事業を推進してきた。

　４年度の研究課題には、①オリンピアン・パラリンピアンやその指導者等を学校に招いて講演会を行う学習②オリンピアン・パラリンピアンや学識経験者等を講師に招いて行う体験的な学習③札幌オリンピックミュージアムを活用した学習―の３点を設定した。

　募集する校数は、①と②が小学校、中学校、中等教育学校、高校、特別支援学校各１５校程度、③が小学校、中学校（中等教育学校前期課程含む）、特別支援学校７０校程度を予定している。

　設定した研究課題ごとにオリンピック・パラリンピック教育研究推進校を指定し、教育課程に位置付けられている教育活動と関連を図ったオリンピック・パラリンピック教育にかかる研究を行い、その成果を全市に普及する。

　研究推進校は、オリンピック・パラリンピックの精神である「スポーツを通して心身を向上させ、文化や国籍の違いを越えて友情やフェアプレーを育み、平和でより良い世界をめざす」を踏まえ、オリンピック・パラリンピック教育にかかる実践研究を行う。

　３月中に研究推進校を決定し、５月ごろから説明会を開催。６月から研究推進校における実践研究を開始し、来年２月を目途に提出する研究成果報告書をもとに報告会を開催する。

(札幌市 2022-03-02付)