英語教育ネットワーク構築へ　オンラインで事例共有　道教委　指導・評価一体化を実現

（道・道教委 2022-03-10付）

　道教委は４年度、新たに英語教育ネットワークの構築に着手する。指導と評価の一体化の実現による授業改善や、１人１台端末の効果的な活用について理解を深めるE―Lineセミナーを新たに開催するほか、学校の実践をオンラインで共有するE―Netコミュニティを構築。４技能５領域のバランスの取れた児童生徒の英語力向上を図っていく。

　道教委の４年度英語教育改善プランで示したもの。

　英語教育ネットワークは、研修会に参加する教員の時間的・距離的負担の軽減や新型コロナウイルス感染拡大防止への対応に配慮しつつ、学校・校種間の学びの連続性を踏まえた英語教育を支援することを目的として、児童生徒の英語力向上に向けた授業改善等の取組事例をオンライン上で共有する仕組み。

　取組の柱の一つのE―Lineセミナーは、小・中学校の英語担当教員を対象に、指導と評価の一体化の実現による授業改善や、１人１台端末の効果的な活用について理解を深める新しい研修。

　研修内容は、校種間連携（CAN―DOリストの改善）、言語活動の充実（英語による発信力の強化）、指導と評価の一体化（パフォーマンステスト）、１人１台端末の活用（言語活動、授業交流）などを計画している。

　E―Netコミュニティは、グーグルワークスペースフォーエデュケーションを活用し、１人１台端末の効果的な活用方法や学習評価の改善・充実に関する取組事例をオンライン上で共有する仕組み。ビデオ会議による情報共有、教材等の共有や資料提供を行う。

　これらの取組を通し、児童生徒の４技能５領域のバランスのとれた英語力の育成を支援する考え。

　また、大学や民間企業などの外部専門機関と連携し、研修会の実施や教材作成など教員の指導力・英語力向上に向けた支援に取り組むとしている。

(道・道教委 2022-03-10付)