十勝局　市町村教委教育長会議　新たに評価項目設定など　４年度教育の重点提案

（道・道教委 2022-03-11付）

　【帯広発】十勝教育局は２月中旬、管内市町村教育委員会教育長会議をオンライン開催した。各市町村教委の教育長１９人が参加。十勝局が本年度の成果や課題を踏まえ、４年度管内教育推進の重点および評価項目を提案した。

　はじめに村上由佳局長があいさつ。本年度のスローガン「十勝はひとつ―子どもたちのために」をあらためて確認し、同じ目標に向かって管内教育を推進していけるよう、きたんのない意見を求めた。

　続いて、森田靖史教育支援課長が次年度における教育推進の重点および評価項目を提案。本年度との変更点として①具体的な取組の重点化②評価項目の設定―の２点を挙げた。

　一体となって管内教育を推進するため、必要な取組を精査し記載することを強調。評価に関してはＩＣＴを活用することで学校の負担軽減につなげることを検討している。

　教育の質の向上に関する取組については、全ての子どもが分かりやすいと感じる授業に向けて取組を進めることを伝えた。

　また、本年度全国学力・学習状況調査における児童生徒質問紙調査のうち「地域や社会をよくするために何をすべきかを考えることがある」と肯定的な回答をした管内児童生徒の割合が全国値を下回っている現状を説明。ふるさと教育の推進に向けて、酪農や農業に関する動画教材を作成し、ホームページに掲載することを発表した。

　質疑応答では、提案内容と各市町村の現状をすり合わせ、表現方法など詳細を確認した。

(道・道教委 2022-03-11付)