札幌市教委　学校図書館地域開放事業　新規２校含む１２３校実施　ＰＴＡなどに運営業務委託

（札幌市 2022-03-18付）

　札幌市教委は、４年度学校図書館地域開放事業について、新規２校を含む１２３校で実施する予定だ。学校図書館の運営にＰＴＡなどの地域人材を活用することで児童生徒の読書活動を推進するもの。各校のＰＴＡに事業を委託し、学校図書館を地域に開放。地域ボランティアが図書の貸出・返却や装飾、蔵書点検など学校図書館の業務を推進する。

　事業は学校図書館を地域に開放し、子どもおよび地域住民の読書活動の充実と子どもと大人、大人同士の交流を通した生涯学習の機会を提供することを目的に昭和５３年度から実施している。

　各校のＰＴＡに事業を委託し、地域ボランティアが学校図書館を運営。図書の貸出・返却や配架作業、購入する図書の選定など学校図書館の基本的な実務を担当。

　また、館内の装飾作成やお薦め図書の紹介、読み聞かせなどの行事の実施などを通して、親しみやすい学校図書館の雰囲気づくりを行い子どもの読書活動を推進する。

　事業の実施に当たり、従事者の健康管理に十分注意するほか、利用前後の手洗いを徹底するなど、実施校の教育活動に準じた感染症対策を徹底する。

　開放時間は学校授業日において週３日、午後１時から４時までを基本としているが、学校教育との連携や地域の利用動向を踏まえて、各校運営委員会で定める。学校やＰＴＡの行事などに合わせて、土日や長期休業期間に開館することもできる。

　３年度は１２１校で事業を実施している。

　４年度は新規２校を含む１２３校で実施する予定だ。

(札幌市 2022-03-18付)