市教委中心に　体制を再構築　

（札幌市 2022-03-17付）

　ポストコロナを見据えた市立高等支援学校の就労支援に関し質疑が行われた。

　市立札幌豊明高等支援学校と市立札幌みなみの杜高等支援学校では、就職先の開拓などの役割を担う就労支援コーディネーターを１人ずつ配置し生徒の就労等の支援体制を整えている。

　市教委の相沢克明学校教育部長は、新型コロナウイルス感染症の影響について「これまで実習の中心だった飲食店やホテル、介護現場では生徒の受入が困難となり、延期や見合わせが増加した」と説明。

　また、サービス業の求人数減少による２校の状況について「コロナ禍以前は、移行支援事業所等への福祉的就労が１５％程度。ここ２年間は２５％程度に増加している」と生徒の進路状況に影響を与えているとした。

　ポストコロナを見据えた就労支援については「コロナの課題解決に向けては２校の連携が不可欠。２校が協働した取組を行えるよう、教育委員会が中心となり、３者による就労支援の体制を再構築していく」との方針を示した。

　森山由美子委員（公明党）の質問に対する答弁。

(札幌市 2022-03-17付)