管理職や中堅対象 研修行い早期発見
(札幌市 2022-03-16付)

 若手教職員の健康と職場環境に関する質疑が行われた。

 2年度の精神疾患による30日以上の連続休務・休職者は92人。このうち20代は21人で、年代別では最も高い割合を占めている。

 三戸部教職員担当部長は、現在の若手教員へのメンタルヘルス対策について「健康や職場問題を相談できる教職員相談室の設置や匿名でのメール相談を実施している。また、新規採用職員には年間2回のアンケートや個別面談などで不調者の早期発見を図っている」と述べた。

 今後の対策については、所属校でのケア・対応が重要とした上で「管理職を対象としたメンタルヘルスケア研修のほか、中堅職員に対しても管理職とベテラン教員のパイプ役となるための研修も実施している」と述べ、引き続き、早期発見するための環境整備を進める方針を示した。

 田中委員の質問に対する答弁。

(札幌市 2022-03-16付)

その他の記事( 札幌市)

市教委中心に 体制を再構築 

 ポストコロナを見据えた市立高等支援学校の就労支援に関し質疑が行われた。  市立札幌豊明高等支援学校と市立札幌みなみの杜高等支援学校では、就職先の開拓などの役割を担う就労支援コーディネータ...

(2022-03-17)  全て読む

札幌市 4年度教育方針 各所管事項⑧ GIGAスクール実現へ危機管理徹底 私費会計点検など適正な事務執行を

【管理・運営関係事項①】 ▼予算の概要―生涯学習部  4年度予算は一般会計予算として過去最大の1兆1616億円が計上されている。  教育費予算について、総額約427億円が計上されている...

(2022-03-17)  全て読む

小100校に配置 ICT利用学習も

 相談支援パートナー事業について質疑が行われた。市教委の長谷川正人児童生徒担当部長は、4年度から相談支援パートナーの配置を小学校100校に拡充する意向を示した。  市教委は、平成24年度か...

(2022-03-17)  全て読む

新設区分で成果 今後も検証分析

 今後の市立高校教員の採用の在り方について質疑が行われた。  市教委の三戸部文彦教職員担当部長は、市立高校教員の採用について「本年度新たに設けた中学校高等学校区分によって一定の成果があった...

(2022-03-17)  全て読む

全力の3年間 誇りに 札幌市立中97校が卒業式 1万4625人巣立つ

向陵中学卒業式(6.8×9.8)  札幌市立中学校97校で15日、一斉に卒業式が挙行され、1万4625人が希望を胸に母校を巣立った。314人が卒業した向陵中学校(中村邦彦校長)では、中村校長が「新型コロナウイルスの影響で想像...

(2022-03-16)  全て読む

年数異なる教員で 学び合う方法実施

 教員研修に関する質疑が行われた。  三戸部教職員担当部長は、コロナ禍における教員研修の現状について「感染拡大防止のため、集合形式からオンラインなどに変更した。オンライン研修では、動画視聴...

(2022-03-16)  全て読む

支援充実へ加配 全教職員研修も

 特別支援学級の配置基準見直しに関する質疑が行われた。  市は4年度の教職員定数を64人増員した一方、特別支援学級の配置基準見直しによって、特別支援学級の教員は22人の減員となった。  ...

(2022-03-16)  全て読む

札幌市教委 4年度教育方針 各所管事項⑦ 教職員負担軽減へ取組推進 主幹教諭拡大、学校事務共同実施など

【教職員の人事・服務③】 ▼教職員の負担軽減―教職員担当部  各園・学校において、新型コロナウイルス感染症拡大防止のための様々な取組に協力をいただいていることに感謝を申し上げる。  各...

(2022-03-16)  全て読む

開校準備で協議会 学校づくりを検討

 義務教育学校の設置に向けた取組について質疑が行われた。  市は9年間の連続性のある教育を実現し、子どもの知・徳・体の調和の取れた育ちの一層の充実を図ることを目的に4年4月から全ての小・中...

(2022-03-16)  全て読む

ニーズ応える 学習環境を整備 

 公立夜間中学「札幌市立星友館中学校」における学びに困りのある人への支援について質疑が行われた。  市教委は、昨年3月に策定した基本方針に基づき、4月に道内初の公立夜間中学として星友館中を...

(2022-03-16)  全て読む