道教委　教員免許申請時の証明書類　４月から有効期限延長　旧姓欄を新設　電子申請も可

（道・道教委 2022-03-18付）

　道教委は１６日の教育委員会で、４月から教員免許申請時に必要となる証明書の有効期限を延長することを決定した。様式に旧姓や通称名の記載項目を新設するほか、検査項目の眼疾や結核の有無に関する項目を削除する。教職員免許状授与証明書の電子申請も可能とする。

　教員免許の申請者の負担を軽減し、教員免許を取得しやすい環境の整備を図るための措置。１６日の教育委員会で関連法規を制定した。施行期日は４月１日。

　具体的な内容をみると、教員免許を申請する際に必要となる人物に関する証明書の有効期限を３０日から３ヵ月間に延長するほか、身体に関する証明書や定期健康診断書の有効期限を３ヵ月から１年間に延長する。

　特に現職の教職員においては、定期健康診断の受診後３ヵ月が経過すると申請に使用できなくなり、医療機関等で証明を求める必要があったことから負担となっていた現状がある。

　また各種様式に旧姓や通称名の記載欄を設け、申請者の署名や押印の文言を削除する。身体に関する証明書の検査項目も見直し、眼疾や結核の有無の項目を削除するとした。

　合わせて道教委が免許状を授与したことを証明する教職員免許状授与証明書を申請する際、電子申請を可能とした。

(道・道教委 2022-03-18付)