道教委 5年度道立高入選 全日制で自己推薦 学校裁量推薦枠の設定も(道・道教委 2022-03-22付)
道教委は5年度道立高校入学者選抜における改善の基本方針をまとめた。全日制課程での推薦入学者選抜で生徒の自己推薦を開始。入学者の割合を学校裁量で設定できる推薦枠を定め、普通科で10~40%、農業・水産学科で50~90%などと定めた。
改善の基本方針は①一般入学者選抜における出願条件の緩和②全日制の課程における推薦入学者選抜の推薦標準枠の設定にかかる学校裁量の拡大および自己推薦による推薦入学者選抜の実施③道外からの入学者の受け入れの拡大―の3点。
具体的な内容をみると、①ではこれまで当初出願状況発表後に出願変更できる学科に制約を設けていたが、これを撤廃。学科に関わりなく1回出願を変更することを認め、生徒の多様な進路選択の幅を広げる。
②では、高校が求める生徒像に合致した生徒が出願しているとは必ずしも言えず、多様な選抜が十分実施されていないとの指摘があったことを踏まえ、推薦入学者選抜を中学校長による推薦から自己推薦に変更する。
推薦入学者選抜を実施する全学科において、入学者受け入れに関する方針を『入学者選抜の手引き』で公表。方針に合致すると考える生徒が自己推薦できる。出願の動機・理由が明確であること、当該学科に対する適正、興味・関心、学習意欲を有することなどが条件となる。
また、推薦入学者選抜における推薦標準枠を「推薦枠」と改め、各学校の裁量で10%の区切りで設定できることとした。設定できる範囲を普通科で10~40%、農業・水産学科で50~90%、その他の学科で30~50%と定めている。
③では、農業・水産に関する科目を25単位以上履修できる教育課程を編成している学校のほか、地域ならではの教育資源を活用した教科・科目等の単位数を「10単位以上」から「3単位以上」に変更。2学級以下の学校であることを要件とした。
(道・道教委 2022-03-22付)
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