局と道立校 若手が相互訪問 資質高め連携強化へ 後志局の事務職員実務研
(道・道教委 2022-03-18付)

管内事務職員実務研修
植物栽培施設を見学する参加者

 【小樽発】後志教育局はこのほど、教育局と道立学校の若手事務職員が互いの職場に訪問して業務を体験する事務職員実務研修を行った。双方の実務を体験し、若手事務職員の資質向上や一層の連携強化を図ることが目的。教育局から5人、道立学校から2人の職員が参加し、それぞれの職務について理解を深めた。

 研修では、双方の職務に直接必要な基礎知識について再確認した上で、それぞれの実務に臨んだ。

 教育局職員5人は、倶知安高校と倶知安農業高校で研修。朝の職員打ち合わせや実習棟での植物栽培などの施設見学、窓口や教職員への対応、物品の受け入れなどを行った。 

 研修後のアンケート結果では「学校事務の業務の幅が広いことが実感でき、学校のことを理解することが仕事の効率化につながった。今回のような研修はとても重要だと思った」「契約した物品が実際に学校に届いた様子を見学でき、自分たちの仕事が児童生徒や先生方のためになると強く印象に残った」との感想が寄せられた。

 学校事務職員2人が教育局で実施した研修では、各係の業務概要や入札のシミュレーション、各学校から提出された書類の審査、支出手続き等を行った。

 研修後のアンケートでは「物品購入依頼の作成など教育局を通した事務手続きとなる場合、より分かりやすく関係書類を整備するといった日ごろの事務処理を見直すきっかけになった」「提出した書類のその後の処理を想像できるようになり、より良い仕事ができるのではないかと思った」などの感想が寄せられた。

 実務体験によって、参加者は職務の幅を広げ、共同作業によるコミュニケーション能力の育成や職務遂行能力の向上を図った。

 後志局では「実施した研修によって、互いに相手を思いやった業務推進の大切さなど、理解が進んでいる様子が見受けられた。次年度は実務研修の拡大を予定している」とした。

 また、道立学校の若手事務職員と局職員のオンラインミーティングや職員研修受講者による若手職員への伝達研修などの取組も進めており、次年度も引き続き若手職員の資質向上に努めていく考え。

(道・道教委 2022-03-18付)

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