道教委 遠隔インターンシップ試行 分身ロボットで接客体験 モデル校に手稲養護三角山分校(道・道教委 2022-03-16付)
道教委は手稲養護学校三角山分校をモデル校として、分身ロボット(OriHime)によるリモート・インターンシップを試行する。㈱オリィ研究所による協力のもと、同校の生徒が分身ロボットを遠隔で操作してカフェの接客を体験する初の取組。あす17日のオリエンテーションで事前説明を受け、23日にインターンシップを実施。研究所スタッフとの懇談などのフォローアップも計画している。
オリィ研究所が開発したOriHimeは、アイパッドやパソコンを使って遠隔操作できる分身ロボット。接客や病気療養時の教育での活用が可能で、視線入力による意思伝達装置での操作もできる。
事業は生徒が分身ロボットを操作して「分身ロボットカフェ DAWN」のスタッフとして接客体験するインターンシップを実施することで、テレワークによる就労への理解や学習意欲、コミュニケーションスキルの向上や学習・生活上の改善・充実を図る試み。
手稲養護三角山分校をモデル校として事業を試行。あす17日のオリエンテーションで生徒とオリィ研究所スタッフが懇談し、分身ロボットを使う意味やカフェで働くために必要な事項について説明を受ける。
23日にインターンシップを実施し、在籍校からロボットを操作して接客を体験する。参加人数は3~5人程度で操作時間は1人当たり30分~1時間程度を予定。研究所の正規のパイロットが操作をサポートする。インターンシップの実施後はオンラインでのフォローアップを計画しており、研究所スタッフとの懇談などを実施する予定となっている。
道教委は事業の成果と課題を踏まえ、就労や進学、余暇の充実など病状に応じた卒業後の生活の充実に結びつけるため、教科学習や自立活動、キャリア教育の一層の充実を図っていくとしている。
(道・道教委 2022-03-16付)
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