釧路局　スクールリーダー研修会　つなぎまとめる管理職に　協働性高める学校づくり等

（道・道教委 2022-03-15付）

　【釧路発】釧路教育局は２月下旬、リモートによる管内スクールリーダー研修会を開催した。３人の講師による講話や演習、協議などを通して、参加者は学校力を高めるスクールリーダーとしての在り方について学んだ。

　スクールリーダーとして主体的に学校運営に参画し、教育活動を改善・充実するための力量の向上を図ることが目的。管内の小・中学校、義務教育学校、高校、特別支援学校の主幹教諭と教諭６５人が参加した。

　講師は標茶町立標茶小学校の野口育子校長、白糠高校の福田敏憲教頭、釧路湖陵高校の元島和明主幹教諭が務めた。

　野口校長は「学校の協働性を高める学校づくりにつて」と題して講話。スクールリーダーに求められる役割として、①リーダー的役割②マネージャー的役割③メンター的役割―の３点を提示。経営ビジョンの共有化を推進し、明確な方向性を示す役割や目標に向かう協働体性の構築、信頼関係の醸成や学び合う環境整備などについて説明し、キーワードを「つなぐ・まとめる」と強調した。

　福田教頭は「ミドルリーダーに求められる学校の組織マネジメントについて」をテーマに講話。学校におけるマネジメントに必要な要素として、展望力・行動力・決断力・情熱の４つの要素を提示。これらの要素について自己分析し、ミドルリーダーに求められる組織マネジメントについての理解を訴えた。

　元島主幹教諭は「保護者への対応について」を主題に講話。保護者対応の現状とポイントなどを説明し、初期対応の大切さや事実確認、組織的な対応や関係機関との連携などについて具体例を示した。

　このあと、校種混合のグループに分かれ演習を実施。学校種などを超えた情報共有や同僚へのサポート、根拠ある保護者対応の重要性などを確認した。

(道・道教委 2022-03-15付)