札幌市立高など８校ＢＹＯＤ準備　５月末端末整備完了へ　授業や部活で活用６月から

（札幌市 2022-04-07付）

　札幌市立高校など８校は、４年度入学生を対象にＢＹＯＤの準備を進めている。入学生は、合格通知と併せて送られた端末購入に関する書類を入学式時に学校へ提出する。購入台数の決定後、市のネットワークに接続するための共通設定を納入業者が担う。早ければ５月末に購入を希望する全生徒分の端末整備が完了する予定で、６月から学習活動等での活用を目指す。

　本年度から、高校では新学習指導要領が段階的に実施される。情報を適切に収集・整理・分析・発信する情報活用能力の育成やコンピューター等を活用した学習活動の充実が求められている。　

　一方で、高校・特別支援学校の高等部は、ＧＩＧＡスクール構想による端末整備の対象外。このため市教委は市立高校・特別支援学校高等部の４年度入学生からＢＹＯＤで端末整備を進めていく方針を示している。

　この方針を受け、市立高校・特別支援学校長会は仕様などに関して協議。使用方法の継続性などを踏まえ、すでに小・中学校で導入しているクロームＯＳを搭載した端末を高校７校、特別支援学校１校が統一して整備することにした。

　３月中旬には８校の新入学生に対し、各学校長名義の端末購入に関する書類を合格通知と併せて送付。入学生は必要事項を記入の上、各校の入学式当日に学校へ提出する。

　書類は学校でまとめ、納入業者に提出。市のインターネット回線を利用するための設定終了後、早ければ５月末には全生徒分へ配布が完了する予定となっている。

　整備完了後、６月から授業や部活動等で活用していきたい考えだ。

(札幌市 2022-04-07付)