札幌市教委　新採用職員辞令交付式　子のそばにいる教師に　檜田教育長がエール

（札幌市 2022-04-05付）

代表者に辞令を手渡す檜田教育長（右）

　札幌市教委は１日、市立札幌大通高校で新採用職員辞令交付式を執り行った。全校種の教職員合わせて２９９人が出席。檜田英樹教育長は「これから市内約１４万人の子どもたちと奇跡的な出会いをしていく。子どもを笑顔にするためにも、教員の皆さんが笑顔で健康的に過ごしてほしい」と呼びかけた。

　４年度は、教諭・養護教諭・事務職員、計３０６人を採用。内訳は小学校１７２人、中学校１０４人、高校１８人、中等教育学校５人、特別支援学校４人、幼稚園３人となっている。

　はじめに、檜田教育長が代表者の三上優歩さんに辞令を手渡し、各校で子どもの成長に寄与することを願った。

　服務の宣誓では、代表の三浦俊さんが「教育を通じ全体に奉仕すべき責務を深く自覚し、教育に従事する公務員として誠実かつ公正に職務を執行することを誓う」と力強く宣言した。

　あいさつに立った檜田教育長は「特に子どもたちは教師を見ている。これまでの自分を支えてくれた先生を皆さんが覚えているように、自分たちが子どもの記憶に残っていくということを理解してほしい」と述べ、教職員として自覚ある行動の徹底を求めた。

　その上で「子どものそばにいる教師になってほしい。子どもたちから学ぶという意識を常に持つことが自身の成長につながっていく」と呼びかけた。

(札幌市 2022-04-05付)