札幌市　３年度文化芸術意識調査　９割が鑑賞・活動大切　教育分野での活用期待最多

（札幌市 2022-04-04付）

　札幌市は、３年度文化芸術意識調査の報告書をまとめた。約９割が「市民が文化芸術を鑑賞することや、自ら文化芸術活動を行うことは大切」と回答。文化芸術を生かした方が良いと感じる分野では「教育」を選択する回答が最も多かった。

　調査期間は２月１０日から２５日。郵送アンケートおよびインターネットで調査した。アンケートの配布数は５０００通。うち１３１７通の回答を得た。

　調査の設問は全２２項目。うち市民の文化芸術に対する認識を問う設問では、約９割が「市民が文化芸術を鑑賞することや、自ら文化芸術活動を行うことは大切」と回答した。

　１年間に鑑賞した文化芸術の分野を問う設問では「映画、漫画、アニメ、コンピューター等の電子機器を利用した芸術（メディア芸術）」が４２・４％で最多。次いで、ロック・ポップス等、アニメ音楽・映画音楽、絵画が多かった。

　市において力を入れて振興した方が良いと考える文化芸術の分野を問う設問では「映画、漫画、アニメ、コンピューター等の電子機器を利用した芸術（メディア芸術）」「ミュージカル」「クラシック」の順に多かった。

　文化芸術の振興を図ることによって社会にもたらされる効果として期待することを聞く設問では「人々が生きる楽しみを見いだせる」が最も多い６割以上を占め「子どもの豊かな心の育み」「多様な価値観の形成」が５割を超えた。

　各分野で文化芸術を生かした方が良いと感じるものを選択する設問では「教育」が５６・４％で最多。次いで「まちづくり・地域の活性化」「観光」「子育て」の順に多かった。

(札幌市 2022-04-04付)