札幌市教委　臨時休業・出席停止　学級閉鎖　最大５日間　学級内で複数感染等に変更

（札幌市 2022-04-08付）

　札幌市教委は、市立幼稚園・学校における臨時休業措置の取扱いおよび出席停止基準を改定した。学級閉鎖の条件を「同一学級において、複数の児童生徒等の感染が判明した場合」「感染が確認された者が１人であっても、周囲に未診断の風邪等の症状を有する者が複数いる場合」に変更。学級閉鎖の期間を最大５日間に短縮した。出席停止基準では、濃厚接触者が抗原定性検査キットを使用し、２日連続で陰性が証明できれば出席が可能となった。

　市教委は文部科学省の方針等を踏まえ、３月下旬から札幌市医師会と協議。４日には、市立学校等に対し、通知「新型コロナウイルス感染症に係る臨時休業等の取り扱いについて」を発出した。

　通知では、臨時休業の取り扱いと出席停止基準について明記。臨時休業の取扱いでは、学級閉鎖と学年閉鎖および休校の条件を示した。学級閉鎖では、これまで１人でも感染者が判明した場合は閉鎖の対象としていたが「同一学級において、複数の児童生徒等の感染が判明した場合」に変更した。

　また「感染が確認された者が１人であっても、周囲に未診断の風邪等の症状を有する者が複数いる場合」を追加。学年閉鎖および休校の条件に変更はない。

　学級閉鎖の期間は、５～７日間としていたが、最大５日間に短縮した。

　出席停止基準では、子どもが濃厚接触者になった際の対応を変更。これまでは健康観察期間が終了するまでは出席できなかったが、今後は陽性者と最終接触した翌日を１日目とし、４日目と５日目に、抗原定性検査キットを用いた検査で陰性が確認できた場合は５日目からの登校が可能になった。

　改定内容は４日から適用している。

(札幌市 2022-04-08付)