東神楽町４年度町政執行方針　端末活用し子を育成　東神楽大学で地域活性化

（市町村 2022-04-08付）

東神楽町・山本進町長

　【旭川発】東神楽町の山本進町長は４年度町政執行方針で、全体テーマに「デジタル化とゼロカーボンの推進」を掲げ、教育活動ではＧＩＧＡスクール構想で配備された情報端末を効果的に活用し、子どもたちの資質能力を育む方針を示した。また、旧忠栄小学校の校舎を活用した「東神楽大学」による地域活性化や、子育てニーズに対応するため増築した中央保育園について、認定こども園設立に向けた協議・準備を進めるとした。

　執行方針の概要はつぎのとおり。

▽町政執行の基本的な考え方

　４年度は「デジタル化とゼロカーボンの推進」を大きなテーマに掲げる。時代の潮流をしっかり捉え、デジタル化とゼロカーボンの推進を常に意識し、町の施策に取り込んでいくため、各課連携を図りながら横断的に事業を構築、推進していく。

▽東神楽流地域力の強化と移住・定住対策

　地域特有の課題解決に向けた方策を地域住民や地区公民館などと分担・協働して精力的に進め、行政区町内会による高齢化等によるコミュニティとしての機能維持の在り方について支援していく。

　さらに旧忠栄小を活用した「東神楽大学」とも協働し、道外企業の誘致や、町民が集まり学べる場の提供など新たな地域活性化事業に取り組んでいく。

▽東神楽流　子どもの生きる力を高める教育と子育て環境の充実

　社会が急激に変化する中で、子どもたちが変化を前向きに受け止め、持続可能な社会の創り手として未来を自立的に生きていく知・徳・体の調和の取れた「生きる力」を育成する教育の推進に努めていく。

　子どもの命を守り、安全・安心な教育環境の確保を第一に「学びの保障」をしっかりと行う教育活動を推進する。

　本格的な運用が開始されたＧＩＧＡスクール構想によって町内全小・中学校に整備されたＩＣＴ機器を効果的に活用し、子どもたちの資質や能力を育む取組を進める。

　また、多様な子育てのニーズに応えるため、増築した中央保育園を活用した認定こども園設立に向けた協議・準備を進める。

(市町村 2022-04-08付)