札幌市　４年度おとどけアート事業　琴似小など３校で実施　派遣芸術家や時期　７月決定

（札幌市 2022-04-22付）

　芸術家が“転校生”として一定期間小学校を訪れ、児童と様々な創作活動に取り組む札幌市の「おとどけアート事業」の４年度実施校が決まった。琴似小学校、伏古小学校、藤野南小学校の３校で実施。各分野の芸術家を３校に派遣し、密の状況を避けながら様々な交流活動を展開する。派遣する芸術家と訪問予定期間は７月中にも決定する。

　事業は、市の子どもの文化芸術体験事業の一環として、市内小学校を対象に平成２０年度から開始。令和３年度末時点で延べ４４校で実施した。主催はＡＩＳプランニングが事務局を務めるおとどけアート実行委員会。

　アーティスト、芸術家が転校生として一定期間小学校を訪れ、学校の余裕教室や空きスペースをアトリエとして創作活動を実施。様々な活動を通じて、児童・教職員・保護者・地域住民と交流を図ってきた。

　本年度の事業実施校は、琴似小、伏古小、藤野南小の計３校。各校に美術家や写真家などを派遣する。

　また、４年度も引き続き、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から密の状況を避けながら交流活動を展開。子どもたちからアイデアやテーマに沿った作品を募り、絵画や写真などの展示・発表などを行う。

　実施校を訪問する芸術家と訪問予定期間は、７月中にも決定する。

(札幌市 2022-04-22付)