道労働局　３月末新規高卒者求職　内定率微増　９８・３％に　未内定者　１２・８％減９５人

（国 2022-05-12付）

　道労働局は、４年３月新規高校卒業者の職業紹介状況（４年３月末現在）をまとめた。求職者数は前年同月と比べ８・０％減の５６６４人、道内求人数は１・６％増の１万６４６６人で、就職内定率は９８・３％となり、前年同月より０・１ポイント上昇した。

　４年３月新規高校卒業者の３月末現在の求職者数は８・０％減の５６６４人。男子は３１６５人で８・０％減、女子は２４９９人で８・１％減となった。

　道内求人数は１・６％増の１万６４６６人。産業別では、宿泊業・飲食サービス業が９・５％増、製造業が８・０％増、建設業が５・７％増。一方、生活関連サービス業・娯楽業は２４・４％の大幅減。卸売業・小売業は８・１％減少している。

　地域別では、浦河が３１・６％の大幅増。北見が１６・６％増、千歳が１６・２％増など全道２０地域のうち１３地域で増加した。

　道内求人倍率は２・９１倍で、０・２８ポイントの微増となった。

　就職内定者数は、８・０％減の５５６９人。男女別では、男子は３１２１人で８・１％の減。女子は２４４８人で７・８％減。

　就職内定率は９８・３％で、０・１ポイント上昇。男女別では、男子は９８・６％で０・１ポイント減、女子は９８・０％で０・４ポイント増加した。

　未内定者は９５人で、１２・８％減。男女別では、男子は４４人で２・２％の減。女子は５１人で、２０・３％の減少となった。

　未内定者のうち、道内の就職を希望している生徒は９３人（男子４２人、女子５１人）で、９７・９％（男子９５・５％、女子１００％）となっている。

　未内定者への支援については、１人でも多く内定を得られるよう、ハローワークでは、就職支援ナビゲーターが電話等によりハローワークへの誘導を行い、担当者制によるきめ細かな個別支援を実施。

　卒業までに就職が決まらなかった未就職卒業生に対しても、引き続き、ハローワークへの来所勧奨、求人情報の提供、就職活動に関するアドバイスなど、個別支援の徹底を図る。

(国 2022-05-12付)