文科省マイスター・ハイスクール 特産品開発へ知識習得 静内農業高が特別授業(国 2022-05-26付)
食費科学科2・3年生が受講した
【苫小牧発】静内農業高校(佐藤裕二校長)は23日、文部科学省から指定を受けているマイスター・ハイスクール事業に関わる特別授業を実施した。食品科学科の2・3年生約40人が参加し、地元新ひだか町の職員や地域振興コンサルタント企業社員の講話を聴講。まちの特産品の新規開発に向けて必要な知識を身に付けた。
同校は生産科学科、食品科学科の2科体制で競走馬の生産・育成や野菜の生産・加工等のスペシャリスト育成を目指している。3年度からは3ヵ年計画のマイスター・ハイスクール事業を推進。石屋製菓、ヤフージャパンなど多くの有名企業と連携して最先端の職業人材育成システム構築に取り組んでいる。
事業2年目となることしは食品科学科でまちの特産品の開発に挑戦する。今回の特別授業では、その準備段階として商品開発の方法などをテーマとした講話を聴講した。
講師は、新ひだか町まちづくり推進課の中村英貴課長、地域振興コンサルタントを手がける=TAISHIの嶋田健一ディレクターらが務めた。
中村課長は、町の特産品としてトマトや和牛などを紹介したほか、今後開発に協力してくれる町内企業について説明。高校生の斬新なアイデアでまちを代表する特産品を開発するよう期待を寄せた。
嶋田氏は「商品はおいしくても気づかれないと売れない」とし、マーケティングの重要性を指摘。ターゲットの絞り方や商品価値の分析方法などを説明した。
また、来年2月に東京都内で開催される食の見本市「グルメ&ダイニングスタイルショー」に開発した特産品を出品することを伝え「卒業後も地域に長く残る商品をつくろう」と激励した。
(国 2022-05-26付)
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