１０月２９日に第６０回札幌大会開催　会長に髙橋校長（札幌西岡北中）　道中理　４年度事務局総会

（関係団体 2022-05-17付）

髙橋新会長

　道中学校理科教育研究会（道中理）は７日、ホテルライフォート札幌で４年度事務局総会を開いた。役員改選で新会長に札幌市立西岡北中学校の髙橋伸充校長が就任。７年度の全国大会に向け「道中理の研究を全国に発信していきたい」などと述べた。事業計画では、第６０回札幌大会を１０月に札幌で開催。９年継続研究の最終年次として研究成果を踏まえた年間指導計画も作成する。

　総会には約３０人が参加。冒頭、荒島晋会長があいさつし「６０回を迎える札幌大会は、参集型で進めている。ウィズコロナの時代になり状況が変わってきている。理科室も使える。集まるなら今だと思う」「３年後には全中理北海道大会が来る。３年はあっという間。新しい仲間、新しい体制に期待する」などと述べた。

　続いて、理事会で承認された４年度事業計画や各部活動計画などを報告した。事業計画では、夏季研修会を７月２８日に、冬季研修会を５年１月１１日にホテルライフォート札幌で開催。特別研修会を９月と５年２月に開く。

　また、１０月２９日に第６０回道中学校理科教育研究会札幌大会をホテルライフォート札幌で開催。参集での発表とし、会場の様子をウェブで中継する。

　大会主題は「自然と人間との調和をめざし、未来を創造する力を育む理科教育」。副主題は「知的好奇心をはたらかせ、自然との調和を志向する理科学習」。

　午前８時４０分から開会式、公開授業、分科会、研究発表、講演会。授業は録画を活用する。講演の講師は北海道大学総合博物館の小林快次教授。

　各部の活動計画のうち、研究部は、９年継続研究の最終年次として、研究主題を具現化していくための実践を積み重ねるとともに、今次研究の成果と課題を明らかにし、５年度からの新研究主題をつくり上げる。

　また、今次研究のまとめとして、理科の見方・考え方や評価計画を含めた道中理の年間指導計画を作成する。

　全国大会については、７年度に全中理の北海道大会が札幌で開催されることから、道中理第６３回札幌大会・全中理第７２回北海道大会として開催することとした。

　役員改選では、髙橋校長が新会長に就任。あいさつに立ち「７年度には全中理の北海道大会が札幌で開催される。全員の力を合わせ、全道・全国に道中理の研究を発信していきたい」「新しい研究主題の検討も始まる。日々の実践を通じ、未来を拓く子どもを育てていきたい」などと述べた。

　４年度役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝髙橋伸充（札幌市西岡北中校長）―新

▽副会長＝上原大岳（旭川市六合中校長）―新、橋本智也（函館市恵山中校長）―新、大﨑治樹（標茶町中茶安別小中校長）―新、小林直人（札幌市栄南中校長）―新、熊谷誠二（札幌市山鼻中校長）、伊藤直（札幌市栄町中校長）

▽会計監査＝正岡宏樹（札幌市西野中校長）、三浦英悟（札幌市琴似中校長）―新

▽事務局長＝今井貴（札幌市藻岩中教頭）―新

▽事務局次長＝三浦雅美（札幌市青葉中教頭）―新、林康弘（札幌市北野中教頭）、齋藤節仁（札幌市栄中教頭）

(関係団体 2022-05-17付)