大会開催を最優先に　財政問題が喫緊の課題　道高文連

（関係団体 2022-05-18付）

飯田会長

　道高校文化連盟（道高文連）は１０日、ホテルライフォート札幌で４年度総会を開き、事業計画や各専門部の全道大会開催日程を決めた。飯田知男会長はあいさつで「新型コロナウイルス対策を徹底しながら、大会の開催を最優先したい」との考えを示した。

　はじめに、役員選考委員会による役員案を承認。再任となった飯田会長は「新型コロナウイルス感染症への対策を徹底しながら、大会の実施、開催を最優先としたい」と生徒の活動をできるだけ損なわない考えを示した。

　また、近年加盟者が毎年３５００人以上減少していることに触れ「このままでは数年のうちに財政が立ち行かなくなる。抜本的な改革が必要」と強い懸念を示した。

　議事に入り、事務局からも加盟校の減少について説明。「将来的には会費の値上げを検討しなければならない。本総会での審議には至らなかったが、検討は続けていく」とし、各専門部や支部の経費節減を求めた。

　４年度事業計画では、常務理事会を５年１月２０日に、役員会を５年１月２７日に開くこととした。

　また、第４６回全国高校総合文化祭（とうきょう総文２０２２）推薦校や、各専門部の４年度以降の全道大会開催予定を決定した。

　本年度の役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝飯田知男（札幌丘珠校長）

▽副会長＝吉野光（札幌北陵校長）―新、黒宮裕久（市立札幌平岸校長）―新、小島修二（札幌創成校長）

▽監事＝山本英人（札幌東陵校長）、廣田定憲（札幌厚別校長）―新

▽事務局長＝千葉哲也（札幌丘珠教頭）―新

(関係団体 2022-05-18付)