札幌市立小・中 期限付き教員採用 小209人、中167人計376人 1日現在 前年同期比6人減(札幌市 2022-05-19付)
札幌市立小・中学校における本年度の定数欠期限付き教員採用人数がまとまった。5月1日現在、小学校209人、中学校167人で、合計376人。前年度同時期と比べて6人減となった。市教委教職員課は、正規教員の採用を重視する一方で、欠員が生じた場合は速やかに期限付き教員の確保に努める方針だ。
定数欠期限付き教員は、正規採用教員の合否決定後における学校統合や国の加配、児童生徒数の増減に対応するために配置されている。産休や病欠による代替の期限付き教員を除いたもので、本年度は小学校209人、中学校167人の計376人が配置されている。
採用人数の傾向をみると、平成17年度には580人を確保していたが「若手教員の減少に伴う知識や経験の継承が課題」などとする市議会の指摘を受け、18年度以降は正規採用教員を増やし、期限付き教員を減らす方針に転換。ここ5年間における期限付き教員数は、30年度の350人をはじめ、概ね350~400人程度で推移している。
市教委教職員課は、正規教員の採用を重視する一方で、何らかの理由で欠員が生じた場合は早急な期限付き教員確保に努める方針。
期限付き教員の登録は随時受け付けており、履歴書受領後に面接を実施。担当教科や居住地を考慮し、教員が不足した学校に配置していく。
(札幌市 2022-05-19付)
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