札幌市　連携中枢都市圏ビジョン　子育て環境向上等追加　図書館間ネットワークも

（札幌市 2022-05-20付）

　札幌市は、さっぽろ連携中枢都市圏ビジョンにかかる連携事業を追加した。追加した事業は５項目で、このうち教育関連をみると「図書館間のネットワーク」「子育て環境の向上」の２項目。圏域内の図書館における図書等の相互貸借や、子育て資源に関する情報発信などを推進する。これにより、掲載事業数は５６事業となった。

　市は平成３１年３月、小樽市、岩見沢市、江別市、千歳市、恵庭市、北広島市、石狩市、当別町、新篠津村、南幌町、長沼町の８市３町１村で、さっぽろ連携中枢都市圏を形成。人口減少・少子高齢化社会においても圏域内の活力を維持し、魅力あるまちづくりの推進に向けて、関係市町村と連携した様々な取組を推進している。取組期間は令和６年３月３１日まで。

　ビジョン策定後、さっぽろ圏における課題等に対応するため、これまでに３度、ビジョンを変更し５１項目を設定。ことし４月に４度目の変更を行い、５項目を追加した。

　５項目は①図書館間のネットワーク②子育て環境の向上③デジタル技術を活用した住民サービスの向上④鳥獣対策等⑤森林整備等―となっている。

　図書館間のネットワークに関する取組の推進では、全市町村を対象に、圏域住民の生活や創造的な活動を支えるため、圏域内の図書館における図書等の相互貸借等を行う。

　子育て環境の向上に向けた取組の推進については、圏域内における子育て環境の充実を図るため「遊び」「体験」「学び」等の様々な子育て資源に関する情報発信等を行うとしている。

(札幌市 2022-05-20付)