道学校図書館協会　４年度定期総会　会長に札幌二条小・佐藤校長　子のため利活用・普及へ尽力

（関係団体 2022-05-26付）

佐藤正行新会長

　道学校図書館協会は１４日、札幌市内のかでる２・７で４年度定期総会を開催した。役員改選を行い新会長に札幌市立二条小学校の佐藤正行校長を選出。佐藤新会長は「子どもたちのため、学校図書館の利活用・普及のために力を尽くしていきたい」と抱負を述べた。

　集合形式での定期総会の開催は元年度以来３年ぶり。開会式では渡部浩士前会長のあいさつに続き、道読書推進運動協議会の会長を務める川端雄一道立図書館長が来賓として祝辞を述べた。

　議事に入り、４年度各部活動計画案を審議、承認。研究活動では本年度から２ヵ年計画で研究テーマ「自ら学び、共に生きる子どもを育む学校図書館」を推進し、学校図書館における情報活用能力の育成、図書館資料を活用した学習活動などの研究を進めていく方針を確認した。

　また、３年度に開催した函館大会の成果を踏まえ、来年度の第４５回苫小牧大会の開催に向けた準備を推進。ことし９月と来年１月に全道研究部長会を開催してテーマ、分科会、公開授業、開催方法などの具体を固めていくとした。

　第５４回道学校図書館研修講座は５年１月５～７日に札幌市内のかでる２・７などを会場として開催し、共通講座や選択講座など実践的な研修を行う。

　選定部では、北海道青少年のための２００冊と道学校図書館協会指定図書の候補選定に向けた活動を進め良書と読書の普及活動を実施。

　渡部前会長からは、３年度に書面決議した全国学校図書館協議会（全国ＳＬＡ）研究大会の８年度の道内開催に向けた方針を再度説明。準備委員会を設置して組織づくりに着手していくとした。

　最後に役員改選。新会長として選出された二条小の佐藤校長は「学校図書館の普及に向けた先人からの情熱を脈々と感じている。子どもたちのため、学校図書館の利活用・普及のために力を尽くしていきたい」と語り、参加者に支援と協力を呼びかけた。

　本年度役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝佐藤正行（札幌市二条小校長）―新

▽副会長＝青田佳寿紀（札幌市手稲山口小校長）―新、大矢俊明（札幌市八軒中校長）―新、堀野智宏（市立札幌啓北商業高校長）―新、山本明敏（札幌月寒高校長）、横道幸紀（札幌市澄川中校長）―新、佐々木道彦（函館市弥生小教頭）―新、森万喜子（小樽市朝里中校長）、清水卓（室蘭市旭ヶ丘小校長）―新、佐藤聖士（旭川市緑新小校長）、鈴木宏和（帯広市啓西小校長）、池田倫知（釧路市大楽毛小校長）、松井操人（苫小牧市拓勇小校長）、緑川昌浩（広尾町広尾小教頭）

▽事務局長＝新津智哉（札幌市西陵中校長）―新

(関係団体 2022-05-26付)