道特連４年度事業計画・役員　全道大会遠隔で検討　荻澤吐夢理事長を再任

（関係団体 2022-05-27付）

　道特別支援学級教育研究連盟（道特連）の４年度事業計画、役員が明らかになった。第７０回全道大会（上川・富良野大会）は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、リモートでの開催を検討している。役員では、荻澤理事長を再任した。

　前年度の第６９回全道大会（石狩・千歳大会）は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため１０月１日からホームページ上で開催したが、第７０回全道大会（上川・富良野大会）は、リモートで開催する方向で検討を進めている。研究集録は通常どおり発行する予定。

　また、同連盟の目的とする「各地区との連携を基に特別支援教育の発展を目指す」ため、本部事務局員が直接各地区へ足を運び、各地区と本部の相互の連携、各地区間の連携の橋渡しをする。

　５年度からスタートする第１２次研究（３ヵ年）については、研究主題を「未来をたくましく生きる姿を目指して」、副主題を「“身につけさせたい力”を踏まえた授業づくり」とする予定。

　各分科会は、主として知的発達に遅れがある児童生徒を対象とした授業づくり分科会とし、“子どもたちが獲得していく力”（身に付けさせたい力）を大きく４つのカテゴリーに分類。

　第１分科会は「生活の基礎を育む」（基本的生活習慣、運動、体力など）、第２分科会は「生活に生かす力を育む」（意欲、言葉、数など）、第３分科会は「人間関係を育む」（社会性、情緒の安定など）、第４分科会は「社会にはばたく」（社会の仕組み、余暇、働くなど）とし、明確な目標のもとに具体的な研究を推進する。

　役員は、荻澤理事長を再任するなどつぎのとおり決定した。＝敬称略＝

▽理事長＝荻澤吐夢（札幌市ひばりが丘小校長）

▽副理事長＝井上隆一（占冠村占冠中央小校長）―新、猪股嘉洋（札幌市手稲西小校長）、坪井康彦（札幌市手稲中央幼園長）―新

▽幹事＝平野憲一（札幌市大谷地東小校長）

▽事務局長＝伊藤文雄（札幌市篠路西小教頭）―新

(関係団体 2022-05-27付)