道高校教頭・副校長会 4年度総会等 新会長に大谷氏 札幌西副校長 11月11日に第2回研究協議会(関係団体 2022-05-27付)
大谷新会長
道高校教頭・副校長会は25日から2日間、ホテルライフォート札幌で4年度総会・第1回研究協議会を開催した。役員改選で新会長に就任した札幌西高校の大谷健介副校長は、教頭の成り手不足を喫緊の課題として挙げ「教頭がやりがいを持ち、元気に働いている姿を見せることが大切」「クリエイティブな仕事に時間を費やし、魅力的に日々の仕事をこなしていこう」と呼びかけた。事業計画では、第2回研究協議会を11月11日に開催することとした。
総会には全道の会員287人が参加した。開会式で会長代行の大谷氏があいさつ。「4年度は全国の高校にとって特別な年度。新学習指導要領に伴う実践など大きな転換のときを迎え、様々な改革を進める絶好の機会」との考えを示し「実践は容易ではないかもしれないが、これからの変化の激しい予測困難な時代に対応できる生徒を育成していくためには、より質の高い教育を目指していかなければならない」と述べた。
また、本道の喫緊の課題として教頭の成り手不足を挙げ「未来の教頭プロジェクト会議では、教頭がやりがいを持ち、元気に働いている姿を見せることが大切ということも挙がっている」と説明し「多くの業務をこなしつつ、よりクリエイティブな仕事に多くの時間を費やし、魅力的に日々の仕事をこなしていこう」「会議では私たち教頭の声も反映しているので、ぜひ会員の声を聞かせてほしい」などと呼びかけた。
続いて道教委、札幌市教委、全国高校教頭・副校長会の来賓各氏があいさつ。札幌市教委の長谷川正人学校教育部長は、指導と評価の一体化や1人1台端末の導入、成年年齢の引き下げに伴う消費者教育や主権者教育など課題が山積しているとし「教員のやる気を引き出し、また、子ども同様、教職員も自分が大切にされていると実感できる学校にしてほしい」と求めた。
また、道高校長協会の林正憲会長があいさつに立ち「支え合う」「備える」「攻める」「育てる」の「4Sの楽しさ」を提示。
「危機や変化には備えていないとただただキツイ。きちんと備えておけば逆に楽しむ余裕が生まれる」「人材育成は、日常的に植物に水をやり光を当てるようなもの。どう光を当ててあげたらよいかなど工夫をしていると楽しくなる。ミドルリーダーや後継者も育ってくる」などと述べた。
議事に入り、4年度役員を承認。大谷新会長が役員を代表してあいさつし「一堂に会しての総会は3年ぶりで、かつて運営に携わった先生がほとんどいない中での開催となった」「手探りの運営が続くが、失われていったものを取り戻すとともに、ネットワークを強固にし後進の育成につなげていきたい」と述べた。
定時制通信制部会の部会長は、有朋高校の小林洋介副校長が担うこととした。
4年度事業計画では、11月11日にホテルライフォート札幌で第2回研究協議会を開催することとした。
また、校長協会、事務長会との3者による文教施策に関する要望書提出を7月下旬に、道教委との懇談会を8月下旬に行う予定。
定通部会では、6月6日に道高校定時制通信制教育振興会総会をホテルライフォート札幌で、第66回道高校定時制通信制生徒体験活動発表大会を10月に予定している。
総会後は研究協議会に移り、石狩教育局の野呂俊夫主幹が「教頭・副校長に期待すること」、道高校長協会の林会長が「マネジメントこそはすべて」と題しそれぞれ講話。
また、登別明日中等教育学校の竹見純教頭の提言「明日創設のミッションに根ざした『ここでしかできない教育』追求の歩みと次章への種まき」をもとに研究協議を行った。
2日目は、学校の管理運営、教育課程・学習指導、生徒指導・進路指導・特別活動の3分科会に分かれ、研究発表をもとに諸問題に関する協議を行った。
4年度役員はつぎのとおり。
=全員副校長、敬称略=
▽会長=大谷健介(札幌西)―新
▽副会長=千葉健史(札幌南)―新、成田豪(石狩翔陽)―新、小林洋介(有朋)、西川浩司(市立札幌平岸)、田中洋子(札幌北斗)―新
▽監事=天野公宏(札幌手稲)、杉本式史(市立札幌旭丘)―新
▽事務局長=福本典子(北広島)―新
(関係団体 2022-05-27付)
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