帯広市教委　校務支援システム　５年２月全３９校で導入　負担減で働き方改革推進

（市町村 2022-06-07付）

　【帯広発】帯広市教委は市内全小・中学校、義務教育学校に校務支援システムの導入を予定している。５年２月から各校で使用できるよう準備を進め、５年度の本格運用を目指す。校務にかかる負担を減らし、学校における働き方改革などにつなげる。

　市教委は、学習指導や生徒指導における質の向上、教職員の業務効率化を図るため、校務支援システムの導入を考案。導入にかかる費用２９３万円を予算案に盛り込み、第２回定例市議会に提出する。

　機能に関しては、児童生徒の出欠管理や成績、指導履歴などのデータ蓄積を想定している。子ども一人ひとりの特性をデータ化することで、教職員間の情報共有や、小学校から中学校への円滑な移行にもつなげる考え。

　予算議決後、学校現場の意見も参考にしながら導入に向けた準備を進める。教職員の操作研修を実施し、５年２月から市内全３９校で導入を予定している。

　市教委では「校務支援システム導入によって業務の効率化を図り、学校の働き方改革につなげたい。教職員の皆さんには、削減された時間を使って子どもたちとの関わりを深めてほしい」などと期待を寄せている。

(市町村 2022-06-07付)