帯広市　肉付補正予算案　教育費に1.4億円追加　校務支援システム導入など

（市町村 2022-06-07付）

　【帯広発】帯広市は、一般会計総額１１億１４６５万円を追加する補正予算案を１３日開会の第２回定例市議会に提出する。骨格編成としていた当初予算に肉付けするもので、教育費に１億３７８６万円を追加。補正後の教育費は前年度当初比２２・６％減の５２億８７９２万円となる。

　新規事業をみると、校務支援システム導入事業に２９３万円を措置。市内全小・中学校、義務教育学校に校務支援システムを導入し、業務効率化を図ることで教職員の負担軽減につなげる。

　学校給食ＰＲ動画制作に１５７万円、新メニュー開発に４万円を計上し、食育推進事業を進める。

　教育関連の主な事業はつぎのとおり。

▼農林水産業費

▽木育推進（新規）＝３００万円

　木材との触れ合いを通じた木育の推進を図るため、地域材を使用した木製品を製作し、児童会館、公立保育所２施設に設置する。

▼教育費

▽私立高校支援（新規）＝２０００万円

　帯広大谷高の校舎改築等に伴う整備費等を支援する。

▽就学資金貸付（拡充）＝５００万円

　大学等の入学支度金貸付制度を創設する。

▽教職員住宅整備＝１１５万円

▽校務支援システム導入（新規）＝２９３万円

　児童生徒の成績や指導履歴の管理などに対応した校務支援システムを導入する。

▽南町中整備（新規）＝１８３７万円

　工事手法等の基本調査を行う。

▽岩内自然の村利活用＝１５７万円

　民間利活用に向けた不動産鑑定評価、事業者の募集・選定および施設内備品の搬出。

▽馬ふれあい舎整備（新規）＝７７３万円

　旧ラクダ舎解体実施設計、馬ふれあい舎新築実施設計など。

▽キリン舎外放飼場柵改修（新規）＝４８３６万円

▽学校給食ＰＲ動画制作（新規）＝１５７万円

　学校給食の魅力や給食提供に関わる人々等を紹介する動画を制作する。

▽新メニュー開発（新規）＝４万円

　地元シェフや生産者等と連携した新たな給食メニューを開発する。

(市町村 2022-06-07付)