上士幌町教委 体力向上プロジェクト 継続的な運動機会創出 来年2月まで 習慣定着へ(市町村 2022-06-08付)
体力測定に臨む児童
【帯広発】上士幌町教委は、体力向上プロジェクトにおける本年度の取組を始動した。5月25日から継続的な運動機会を創出し体力向上を目指す「かみしほろのびのびキッズ」を実施。本年度は9ヵ月にわたり、帯広畜産大学人間科学研究部門の村田浩一郎准教授による体操教室、町内少年団のスポーツ体験を行い、児童の体力向上や運動習慣の定着を目指す。
町教委は前年度から、子どもの体力向上プロジェクトに取り組んでいる。帯広畜産大学人間科学研究部門の村田准教授による協力のもと町内の児童に継続的な運動機会を設け、児童の身体面や精神面への効果を調査・研究している。
本年度は、5年2月22日までの9ヵ月にわたり、毎週水曜日の放課後にかみしほろのびのびキッズを実施。村田准教授による体操教室に加え、町内9団体の少年団によるスポーツ体験などを行う。
今回、神経系が著しく発達する小学1~3年生26人が参加。始動日から2回に分けて新体力テストと同種目の体力測定を実施した。
今後、村田准教授が測定データを分析し、各種目の数値増加や運動習慣の定着を目指し、児童が運動を楽しむことができるようなプログラムを作成する。
25日、体力測定のあと保護者に向け説明会を開いた。事業目的や前年度の調査結果などを示し、子どもたちの体力向上や運動への興味・関心の醸成に効果的な事業であることを説明。筋力・感覚・運動への動機を育成し「自己肯定感や社会性など、精神的な成長にもつなげたい」と伝えた。
(市町村 2022-06-08付)
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